Saturday, April 16, 2005

長野県松本深志高校演劇部 第136回縮小とんぼ祭公演『桜花、散る~上原良司の遺稿から』


場所◆長野県松本深志高校 講堂(長野・松本)

構成◆小川幸司
原作◆上原良司「所感」「遺書」(日本戦没学生記念会編『新編きけわだつみのこえ』所収、岩波文庫、1995年)ほか

●・・・はぁ。悩んだ末、こちらを取りました。後悔はありませんでした。むしろ幸せでした。

●初☆縮とん!!縮とんという響きがとてつもなくスキ。愛らしいねぇ。

●朗読劇ということでお伺いしたのですが、なんだか朗読劇という感じはしませんでした。私が考えていた「朗読劇」との単なるギャップかもしれませんがね。劇と朗読劇の中間という感じもしましたし、台本を持っている劇という感じもしました。アナウンスにもあったように、一言でくくるなら「途中経過」ってやつでしょうか。来月8日が楽しみです。(^^)

●良司役の方、清子役の方は、これまで何度かお芝居をしている姿を拝見したことがあったのですがこんなに近くで観たことはなかったんです。深志の方ってみんな美人なのは何故・・・?(苦笑)特に清子役の方の髪の毛のツヤがつやつやすぎて、(笑)見とれっぱなしでした。

●印象に残ったせりふを挙げますと、①どこにいても音楽を愛する気持ちは変わらないと思う。→そういうのっていつの時代も変わらないんだろうなって思って、嬉しくなりました。②肩で風を切って歩く日本人→なんかこういうとあれですけど、カッコイイ響きに聞こえたんです。当時の日本の夢や理想が垣間見えて少し少し物悲しい気持ちにもなりました。③指先くらいは叶えられたのでしょうか→ラストののあの表情といい、しっとり感といい、きれいでした。何よりこのせりふがすき!! 一番心に残ったのは、やはり③でしょうかねぇ・・・。忘れないように、目は舞台を、指は手に(せりふ書いてた)意識を働かせ、頑張ってました。

●ただひとつ言うのなら、深志方々のお芝居はストレートというか、直線的な気がします。何年も何年も見ていて、思ったことですが。なんだかもっと別の表現法があるのではないかと、言いたくなった舞台でもありました。 たとえばただ声を張り上げるだけで良いのか、とか。なんだか良司はずっと叫んでいた気がします。(いや、叫んでたんだけどさ。)それじゃあ疲れちゃうでしょう。 ここで新鮮な空気をぐいっと吸ってほしい感じです。  ・・・なんて、部外者の私が言えるものでもないですがね。でも数えてみたら11回観てきたのは自分でもびっくり。こんなに同じ団体さんのお芝居を観てきたのは、深志さんくらいしかないです。本気で。元顧問の小川先生も、今まで本当におつかれさまでした。そして、ありがとうございました。

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