Sunday, December 11, 2005

劇団離風霊船『赤い鳥逃げた…2005』

@松本ピカデリーホール

作・演出:大橋泰彦
舞台監督:青木睦夫
照明:川俣義也
音響:中村仁美
衣装:佐山妙
振り付け:MIKU
宣伝美術:鹿野浩
制作:落合直子

出演:伊東由美子/松戸俊二/山岸諒子/小林裕忠/相川倫子/橋本直樹/大迫 径/江頭一晃/新垣友美/竹下知雄/神谷麻衣子/鈴木紀江/澤田惠/瀬戸純哉/大矢敦子

昨年岡谷市で開かれた「演劇大学」の俳優コースに参加したのですが、その講師が伊東由美子さんだったんですvvvなので気になり、観にいってきました。もともとこの作品名も高校演劇の上演記録なんかで知ってたので。あ、あと部活の練習室にも本があります。でもまさか、題材が日本航空のあの事件だとは知らず、チラシ見てびっくりしました。

確かに再演に再演を重ねているというだけあり、今まで私が観てきた芝居の中でも若干傾向が違うものだと実感しつつ観ていました。きっとどこかで古いのだろうけど、新鮮味もあったり。音楽と照明がくるくる変わるのとか。(音と光が合うと、やっぱかっこいーわ。なんであれ。)

私は認めたくないのですがホントーに泣き虫で、かなしくてもおいおい、うれしくてもおいおい泣いてしまうのです。テレビでもおいおい、映画でもおいおい。しかし舞台でおいおいって、実はなかったんですよね。それが今回ぼろっときちゃいました。カサハラさん弱いとこやられました。自分でもびびりました。歯ぁくいしばってました☆

ラストの方で、川上家がゴハン普通に食べてて、「男」が入ってきたところ。なんだかものすごく切なくてかなしくなっちゃって。たいへんでした。ラストシーンもびっくりしてだかなんだかで泣いちゃいました。リモコンを押しても、もう何も起きないのが見ていてすごくかなしくなりました。あぁぁ。。。

みなさん結構ぎゃあぎゃあと怒鳴るし叫ぶのに、声が枯れてなくてびっくりでした。ほらね、先週観た「メアリー」は、観る前から知ってましたがお二人とも声枯らしてたんですね。(^^;)巡回ゆえかなぁと思っていたんですが、これは全然!仮に枯れてた方がいても気づかなかったのでびびりました。それでいて通る声で。プロだ・・・。

「記憶は時間というふるいにかけられ、いつしかただの想い出にすりかえられる。」というせりふがややガツンときました。一体誰がすりかえるんでしょう。私も、いつか過去に起きた事件や出来事を、あったかなかったかのように消化してしまうんでしょうか。いろんなものとごちゃ混ぜになりつつ。そうしたら誰が覚えているんでしょう。その事件や出来事さん達を。そう思うと、なんだかとても複雑で苦しいきもちになりました。

基本的に劇中で流す曲は声なしじゃないと受け付けないタイプなんです、私は。なじんでいても、どこかで一瞬拒絶反応を起こしてしまうの。。。ところが明菜ちゃんは違ったからびびった。確かにどこかで拒絶反応起こしたかもしれんけど、なぜかしっくりきてるの。すごく不釣合いなのに。つりあってるの。なんでだろうか。

ラストはともかく見入っちゃいましたね。落合由美の長ぜりふ~せりふ終~で、一気にぶあああと風が吹いてきたのはびびりました。あの風の入りはとってもよかった!みぞおちにクリーンヒットした感じ!!風に吹かれている落合さんの姿は強くてかなしかった。。。その後の動きがどうなるのかも、とっても気になって見入ってました。持った!!持ったよ!!人持ったからびっくり。でも、生きるんだろうな。あの人達は、と思えた。その後ねぇ。。。崩れるとは思わなくて。上下のパネルが倒れるのはまだいいですよ。中手のパネルが倒れたときの衝撃の伝えようがありません。「あああ!!?」てな感じで。やばいよ。一瞬にして現場だもの。照明とかすごかった。飛んでった。星きれいだったし・・・音楽が、地面から立ち上がるような曲ですごい良かった♪

そうそう。伊東さんはすごいですよ。ほんとアドリブの女王ですよ。鶴とか鶴とか鶴とか・・・。(笑)失敗も笑いに変える離風霊船の人は、なんなんだと思った。(笑)

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