Friday, July 19, 2013

演劇集団声を出すと気持ちいいの会『女郎蜘蛛』


@SPACE雑遊

作・演出:山本タカ

出演:後藤祐哉/石綿大夢/草野峻平/穂高みさき(以上、声を出すと気持ちいいの会)
加藤ひろたか/國重直也/廣瀬瞬/宮崎優里/吉田壮辰


 2005年に劇団離風霊船の『赤い鳥逃げた…2005』を観たことがあります。1985年に起きた日航機墜落事故がモチーフになっている作品で,中森明菜の「赤い鳥逃げた」が劇中に使われているのです。CD自体は事故の3ヵ月前に発売されているけど,劇中の「赤い鳥」とは日航機のこと(最近JALのロゴマークが変わって,赤い鳥が復活してますよね)。
『女郎蜘蛛』も,『赤い鳥…』のように効果的な曲がありました。槇原敬之の「Hungry spider」。ぴったりすぎて,怖い。そんな気持ちさえしました。

 私は2009年の新橋ストーカー殺人事件のことをほっとんど覚えていなくて,お芝居中も全然ピンとこなかったのだけど,この感想を書くためにぐぐってみたら,劇に出てきたことがそっくりネットに載ってて(もちろん時系列としては逆なんだけど),びっくりしました。それがわかった状況で,改めて実際の事件と山本さんの狙いをかみかみと咀嚼してみると…やー,アタマとセンスがいい人なんだろうなぁ。うん。

 今までコエキモを観たことがなかったのだけど,すーごく面白かったです!(あ。主演のみさきちゃんと彫り師の草野くんが出ている作品は何度か観たことあります。というかとあるカンパニーで一度ご一緒しているの。)知り合いが出ているということを差っ引いても,濃厚で味わい深い舞台だと感じました!
例のとあるカンパニー以外では,同い年の人が主催してるカンパニーのお芝居を観るのも初めて。同じ1988年生まれとして,山本さんの当日パンフレットに書かれてたことは非常に共感できました。「そうそう,最近私が思ってたのはこういうことだわー」って。

 個人的に,みさきちゃんがすごくよかったです…(*´`*)どなたかの感想で「悲鳴がきれいだった(よかった?)」って見たのですが,確かに!(笑)悲鳴なのに!!
あと役名忘れちゃいましたが,「みなるん」って呼んでる人も素敵だった…。あー,いるよないるよなこういう人って。

 そうそう。修論のテーマで「いい子」を扱ってるので,そういう意味でも興味深かったなぁ。
学生演劇って卒業するとなかなかムズカシイように感じるけど,頑張ってほしいなぁ。いつかトラムで観てみたいです(*´▽`*)

そんなこんなで感想でした。まとまりなくてごめんなさい。
(はっ,ポストトークに出られていた吉田小夏さんがとってもかわいくてファンになっちゃいました。笑)

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