Tuesday, December 23, 2014

映画『STAND BY ME ドラえもん』

◇STAFF
監督:八木竜一/山崎貴
脚本:山崎貴
原作:藤子・F・不二雄

◇CAST
水田わさび/大原めぐみ/かかずゆみ/木村昴/関智一/妻夫木聡 他

(2014.12.23 劇場で鑑賞)

この年でドラえもん…。ひとりドラえもん…。

ちょっと葛藤しましたが,でも好きなので観たかったんです。ドラえもん。
祝日とだけあって,大半は親子連れでした。本当に,世代を超えて万人に愛されている作品なんだなーとも思いました。

あぁ…泣けた…。

“ドラ泣き”と言われていたけど,本当にだふだふと涙を流してしまいました。最近泣いてなかったので,一度涙が出るとなかなかとまらなくて大変でした。笑

何がいいって,表情ですよね。
なんて生き生きしていて,愛らしいんだろう。ドラえもんも,のび太くんも,しずかちゃんもみーんな。
本当に,心から嬉しいってああいう表情のことを言うんだろうな。満たされているひとの心に触れることができたような気がしました。それがたとえアニメーションであっても。
あと,大人しずかちゃんがすんごい美しかった!うっとり!あんな女性になりたい!!笑

さらに観ていてワクワクしたのは,タイムマシンと未来の世界!
普通のアニメのドラえもんでは表現していないような,タイムマシンもメカ感(うぃーんとか,がしゃんがしゃんとか,発車?前の準備段階の動き!)があって胸がわぁぁ~☆ってなりました。足元のペダルを踏み込む瞬間のペダルの抵抗とか。ちゃんと質感があって,すごーくリアルでした。
未来の世界も,未来なのに“FUN TO DRIVE”とか今のTOYOTAのキャッチフレーズが街にどーんってあったり…。そうそう。TOYOTAとかPanasonicの広告が街中に溢れていたり,デパートみたいな建物に“KOROSUKE”とか書いてあって,大人の遊び心も溢れていて観ていて楽しかったです。うん。きっとこの映画を作ったひとは,楽しく作っていたんだろうなーということが作中から伝わってきました。ふふ。

しかしこの映画を観るにあたり,我々大人が乗り越えなければいけない問題が,声!!!
キャスト陣の,声!!!

2006年くらいでキャストが総とっかえになって,絵の感じも大幅に変わったと記憶してます。
私がちょうど高校生のときでした。その後も何回かドラえもんを見る機会はあったけれど,絵も違うし,なんだかドラえもんは頼りないキャラクターになってしまったように見えたし,私の知っているドラえもんじゃなくなったなーとしみじみ思ったものでした。
でも,不思議なことに水田わさびの大山のぶよ感が以前より増しているように聞こえました。近づいているのでしょうか…。いや大山さんになってほしいわけじゃないんだけど…。なんでしょうね。CGだから絵が違うもなんもないので,それで比較的観やすかったんでしょうか。でもやっぱりのび太のママがセーラームーンなんて信じられないです…。笑
とにかく,ドラえもんは愛らしく,しずかちゃんはかわいくてよかったです。あと妻夫木くんが大人のび太として出演しているあたりもニクイところです。

私達は時空を超えることはできないけど,「未来は変えられる」というメッセージはしっかり受けとることができたように思います。今やることによって,未来が少しずつ変わっていくことがこの作品の中にもあって(のび太の嫁がジャイ子からしずかちゃんになる…とか),ちょっと勇気をもらった気がします。

またへこんだときとかに観て,元気とピュアな気持ちをもらいたいと思います。そんな作品でした。

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