Friday, April 29, 2016

『美少女戦士セーラームーン展』

@六本木ヒルズ展望台 東京シティビュー内 スカイギャラリー

未就学時から小学生の頃,本当にハマっていたセーラームーン。
小学3年生の頃は,「リカちゃんってまだ好きなの?」とからかわれていたものです。そこからひっそり好きで居続けたセーラームーン。
でも,大学院生の時に家庭教師で教えた中学生のお子さんが私以上に好きで,やっぱり私も好きだったなと再認していたのでした。

ので,行ってきましたセーラームーン展。

内容としては

  • 壮大な愛と戦いのストーリーをまとめた公式年表
  • 武内直子先生のカラー原画
  • 「なかよし」の付録・アニメ関係の資料・アニメ関係のグッズ・ミュージカル関連の衣装や台本など

といった感じなのですが,もう懐かしのあれこれが見られて非常に贅沢な時間を過ごせました。

今改めていろいろな資料や設定に目を通すと,うさぎちゃんたちってどセレブだなと実感…。
レイちゃんの通うTA女学院は東洋英和のことだし,うさぎちゃん達が通う区立十番中学校は麻布十番のことだし,原作とかではうさぎちゃんが「こんどのまこちゃんの誕生日,あたしはローラアシュレイの○○をプレゼントしようかな」とか言ってたコマが(確か)あったし…。これで中2ですからね。彼女。笑
本当に,女の子の憧れがいろいろ詰まってた作品なんだなーと思いました。

あと,武内先生のカラー原画がとにかく美しくてどびっくり。まるで絵画を観に行っている感じでした。とにかく線が細くて細くて細かくて。んもーうっとりしてしまいました。武内先生の原稿というか絵って,カラーページと本編でキャラクターの表情が全く違って。カラーページの大人っぽい表情は,当時見るとうう~んと思うこともあったけれど(←かわいいものが好きだったから),今見るととっても深い…!憂いとか威厳とか,そんなものを纏っている感じ。これが「なかよし」のカラーページだったと思うとすごいな…。

アニメのキャラクター設定やセル画も,アニメからセラムンの世界にハマった私としてはたまりませんでした。
特にキャラクター設定の絵なんかは,描いているひとの愛というか,好きでこういう仕事してます!という雰囲気がたーっぷり伝わってきました。表情とか,ちょっと書き添えている一言とか,そういうところからキャラクターへの思いが滲み出てくるようで。セル画も手描き感満載だし,初期の「セーラームーン」から「セーラームーンSS(スーパーズ)」あたりで絵がものすごく今っぽくなっていて,日本のアニメーション技術の変遷なんかも軽く感じられたり。笑

「なかよし」の現物とか付録とか,ゲームソフトとかパズルの「できるんです」とか,もう懐かしくて懐かしくて,好きなものを好きだと再認できるってとっても嬉しいことだなと思えました。
そして改めて,少女漫画でこんなにも長い間愛されて,日本にとどまらず世界各国で愛される作品ってこれくらいしかないのでは。私のセーラー服に対するあこがれも,この作品が原点なんだろうなとふと気づきました。もう着られないけど。笑

天空のミラクルロマンスにどっぷり浸かれた企画展でした。立地も,この場所でやることに意味があるんだろうなーと思います。もしもう一度行けるなら,今度は夜に出かけてみたいです。

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